新年のあいさつ

2026年1月7日
博多セントラルクリニック
日野大樹

あけましておめでとうございます。
お正月をいかがお過ごしでしょうか。

私はつい最近、5歳の子からハイタッチを教わりました。別れ際にその子はくるりと振り返って、対等にハイタッチを求めてきたのです。思わず手を合わせましたが、小さな手の平と満足の瞳は意外と温かく、じんわり私の何かが弛んできました。

日本では昔から、それぞれの居場所で、無意識のうちの精神の緊張をどう弛めるのかは大切なことでした。

立場の違いや役割の違いを越えて、心地良い緊張で対等に向き合い、お互いの自我の間合いを測り、見えない息を合わせて気を交える、そのけじめは礼。弾みの余韻でそれぞれに弛みます。

日本の武土道は小さいうちから論語等で、自我を大きく太く強くと鍛え涵養します。弱肉強食とのこの自我の、ある極みを前にして初めて日本の美しいは成立し、どこまでも対等に存在していて、ここに、のある感覚の集中と悠久の一体感、無条件に守られているという絶対の安心感で向き合う者の真ん中を癒して弛めます。

どこの何に向かうのか、心地良い緊張で皆のその気を束ねて、キリリと引き締めれば、その弾みの喜びで一人一人は柔らかく弛みます。

この柔らかい弛みが何事かを前にする秘けつでしょう。

どうか今年もよろしくお願いします。

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